ジャポネ

いつもの様に有楽町の駅で電車を降り、銀座に向かって歩き出す。
ちょうど時刻はお昼頃。おっと、不意に催してきた・・・。

ここはひとつ、『銀座インズ』でトイレを拝借していきませう。
『銀座インズ』の一番東京駅寄り、『インズ3』にスルっと入る。


なんだかガラ〜ンとした店内に、サラリーマンが20人くらい並んでいる。
妙な光景だ。
『なに並んでんだ、この人たちは・・・?』
どうやらカウンターだけの小さな飲食店に、みんなで行列しているようだ。
ガラ〜ンとした店内に、突然カウンター席が露出していて、
どう見ても変な店だ。それにしては、この人気。美味しいのか?


店の名前は『ジャポネ』。
スパゲッティ&カレーと書いてある。

とりあえず、店の前を通り過ぎ、トイレに直行!。
あんまり混んでいるので、夕方、もう一度出直してみる。

店の能書きがあったので、それをちょっと紹介すると


『ジャポネ(=日本)は、店名どおり日本人の味覚にあった味付けを自慢としております。なお、お客様本位・サービス第一をモットーに、ボリュームのあるスパゲッティーを和風・中華風・洋風12種類&カレーライスとバライティーに富んだメニューで、お客様のご来店をお待ち申し上げております。是非ご賞味下さい。』


だそうだ。

カウンターの中では、オジサン3人が、デカイ中華なべで
一生懸命スパゲッティーを炒めている。
確かにこのおじさんたち『ジャポネ』って感じだ。
どう見ても『イタリアーノ』じゃない。


和風『明太子』のスパゲッティー・550円を注文してみた。
ほかの人の注文したスパゲッティーが出てくるところを見ていたら、
昔、学校の給食で出てきたスパゲッティーを思い出した。
よ〜く、かき混ぜてある感じのスパゲッティー
と言ったらわかってもらえるだろうか。
麺も具も、一体化している感じのヤツだ。



確かに、結構大盛りだ。
味は、なんだか懐かしい味。
昭和40年代の味かな?
懐かしくって、安心して食べられるスパゲッティーって感じ。

これで、550円なら『文句はない、満足!』といったところか。

次回は、『ジャポネ』か『ジャリコ』を食べてみよう。
ちょっと常連のふりして、座ってすぐに『ジャリコ!』なんて言ってみたい。
でも、『ジャリコ』って何?

昭和40年代に『トリップ』したい方にはおすすめ。
オジサンたちの仕事ぶりも、見ているだけで楽しめる。


・銀座西1丁目2番地先 銀座インズ3・『ジャポネ』☆