ガソリンとトイレ - 銀座日記⭐︎

昨晩は、諏訪湖のそばのとある宿に泊まった。
温泉の浴場があると、宿のwebsiteに書いてあったから、
ちょっと期待していたのだが、実物は、かなり小さかった・・・。

入り口に、熱いので水で薄めるようにと書いてある。
中に入ると、源泉が蛇口から出っ放しになっている。
そして、かな〜り熱い。
湯船の湯に手を入れてみるが、
熱くてとても入るどころではない。
湯船から溢れてくるお湯が熱くて、
立っている足のやり場にも困るくらいだ。

とりあえず私のほかに誰もいないので、
気兼ねなく水の蛇口を全開にする。
源泉は58度と書いてある。（笑）

しばらくというか、延延と（笑）水を入れつづけて、
やっと入れる温度になった。
こりゃ、温泉の効能も相当薄まった事だろうなあ。

部屋は、広くて綺麗だったが、
新建材の化学物質のにおいが充満しており、
とても息苦しい。

窓を開けて、外気を取り入れ
なんとか過ごせるレベルに。

部屋にはLANケーブルが引かれており、ネットに接続可能と、
これまた、宿のwebsiteに書いてあった。
確かにLANのジャックがある。

もっていったPCとLANケーブルを取り出し、
さっそく接続してみる。
しかし、どうしてもネットに接続できない・・・。
いろいろやってみるが、だめ。

考えた末、フロントでLANケーブルを借りてきた。
持参したケーブルとチェンジしてみると、
無事接続できた。

私のLANケーブルは、長旅で断線したようだ。（笑）
そんなこんなで夜は更け、朝になった。

朝早く目が覚めてしまった。
窓の外を見ると、今朝は曇り。

通りには誰もいない。
昨晩は、酔っ払いが大声で楽しそうに話している声がしていたのだが、
朝は静まり返っている。
やっぱ、六本木とは違うな。

ちょっとPCを動かして時間をすごし、
その後、朝御飯を食べに食堂に向かう。

昨晩、フロントの女性に『和食か洋食か選んでください』といわれ、
和食にしておいたのだが、
この朝食は、文字通り超ショック・・・、だった。
卵焼き、焼き鮭、その他いくつかの品が皿に乗っていたが、
みんなレトルトの袋から出てきたのを乗せただけ・・・。
これなら、近所のファミレスか
あるいはコンビニで済ませたほうがましなくらいだった。

思い返せば、昨晩、
『和食と洋食、どちらがおすすめですか？』
と私が聞いたら、フロントの女性は、
ちょっと顔をこわばらせながら、

『おなかがいっぱいになるのは、和食ですかね〜。』

と私に言ったのだった。
あの時、行間が読めなかった私。

つまり、
『どちらもおすすめできません・・・。』
『でも仕事なんで、そんなこと言えないし。』
『あえてコメントするならば、量の多いのは和食かな？』
ということだったのだな〜。

そんなわけで、
苦行のごとき朝食に挑んでいる私に、
さらに追い討ちをかけるように、
二つはなれたテーブルで朝食を食べ終わったお姉さんが、
タバコをすぱすぱと吸い始めた。

なんとこの食堂、禁煙ではないらしい。
ふと見ると、私のテーブルにも
灰皿が二つも置いてあるではないか。（笑）

あさっぱらから、
体中タバコくさ〜くなるのは耐えられん・・・。
仕方ない・・・。

幸い窓際の席に座っていたので、
おもむろに立ち上がり、
窓をガラッと開けてみた。

外から朝のすがすがしい空気が流入してくるっ〜。
一件落着。

食べ終わった頃に、コーヒーを持ってきてくれた。
これが、唯一の救いだった。
一応淹れたてだったようで、美味しかった。

部屋に戻り、出すものを出し、
荷造りをして、チェックアウト。
車に乗り込み、帰路に着く。

ガソリンは最後の一目盛りしか残っていない。
とりあえず、走れるだけ走り、出来れば長野を脱出し、
もう少し安いところで給油したい。