Lancia Delta HF Integrale

ほんとに、銀座という街は、名車の宝庫だ。
この車『ランチャ デルタ インテグラーレ』というヤツ。
イタリアの車、ピッカピカの極上車だ!磨きすぎ。光りすぎ。
『乗ってる時間より、磨いてる時間のほうが長いでしょう、あなた。』
と、突っ込みたくなるほど綺麗。



この車、80年代後半から90年代前半、WRCを席捲した。
普通の5ドアハッチバックのファミリーカーに、2000ccのターボエンジンと4駆をセット。フェンダーブリスターフェンダーにしてトレッドを稼ぎ、ぶっといタイヤを履けるようにしている。
ルーフの後端に板切れがほぼ直角に立っている。
ランチャは、サンバイザーが外にも付いてて便利。
後席の人も、後頭部、日焼けしないですむ。
イタリアは、紫外線強いからね〜。

んなワケナイか。これウイング。
どうみても『これ、立ちすぎだろう』って感じだが、フロントヘビーなので、
こいつでリアのトラクションを稼いでいるわけだ。


グラベルで、コーナーの入り口から出口まで、4輪とも滑らせながら横向いて
砂利かき上げながら走っていく姿は、目茶目茶カッコよかった。


ランエボ・インプで銀ぶらしても、似合わないけど、デルタはいいなぁ。
渋すぎる。風格がある。
チョイ斜め向いた『ぶっといマフラー』が、只者じゃないことを物語っている。
一度でいいから、乗ってみたいもんだ。