design works

• 優勝予告？の垂れ幕とポスター

夜の銀座、プランタン銀座の脇道を入ったところの壁に
こっそりと『優勝予告』の垂れ幕が、下がっていた。
読売新聞『優勝予告』www.giants.jp
巨人軍の優勝予告だ。

なぜ、脇道の壁面にこっそりと下げてある？
優勝を予告するなら、堂々と、大勢の人の目に留まるように
プランタン銀座の『正面』の大壁に下げたらいいのにね！
大体去年は、何位だったんだ？と思いつつ通り過ぎた。

私は、東京に生まれ、子どものころは巨人ファンだった。

もちろん、今は巨人が大っ嫌いだ・・・。
何年か前に、各球団の4番打者をみんな巨人に集めたことがあったが、
あれでホトホト愛想が尽きた。

まあ、そんなことはどうでもいいのだが、
後日、JRの駅で原監督のポスターを見かけた。

なんだか、沈痛な面持ちで、泣きそうな顔にも見えるが。

よく見ると、原監督の目の前に、小さい字で『優勝予告』の文字が・・・。

このポスターのデザインは、いったいなんなんだ？？？
私は、一瞬、意味が分からず、考える。

この『優勝予告』の文字は、このポスターを見ている人に向けての
メッセージではない。
予告はしたが、よっぽど自信が無いのか？これでは文字が小さすぎる。
もし、本気で、見ている人に向けて『優勝予告』をするなら、
もっと大きい字にするはずだ。

そう考えると、この文字は、原監督に向けて、誰かが

『絶対優勝』

とノルマを課している、メッセージということだろう。

それを見て、原監督、困っているというわけだ。

ある意味とてもおもしろいポスターだが、やっぱり非道い話だ。
いったい誰が優勝予告をさせているのか？

あいつしかいないよな。あの人だ。
原監督には同情しますが、今年も巨人戦を見ることは、たぶん無い。（笑）