ブリーダーズ


ブリーダーズ


ラブラドールレトリーバーの子犬


子犬の情報掲載サイト。
子犬の情報を掲載し、顧客とブリーダーをwebサイトでつなぐ。
子犬の写真と動画(youtube)や詳細なテキスト情報が掲載できる。


掲載料は無料。子犬の売買が成約した段階で、手数料2万〜3万円程度を徴収するシステム。


日本では、ペットショップ等で狭いガラスケース内に子犬を入れて展示販売する手法が一般的だった。この場合、離乳前の子犬を早期に母犬から離して出荷するケースが多い。また、店頭でも騒がしい場所に置かれ、多くの人に見られるため極度のストレスもかかる。産まれたばかりの子犬には、かなり過酷な環境だ。欧米等では禁止されているこういった販売方法が続けられている日本のペット市場は、世界的に見れば非常に不健全な市場であった。


上記のようにwebサイトを使い、ブリーダーから直接子犬が受け取れるシステムが、今後普及するものと思われる。

こういったものを利用する際に注意するポイントは、子犬とブリーダーを実際に見てから購入するようにすることだろう。webサイトで見ただけで注文し、空輸等で届けられるケースも増えているようだが、実際に思っていたのと違う犬が届く等のトラブルになりかねない。
実際に見学することで、どんなにきれいにとりつくろった写真を掲載しているブリーダーでも、本当にきれいなところで飼育されているか、実は豚小屋のようなところで飼育されているか、すぐわかるはずだ。


愛情をもって犬と暮らしているか、商売道具としてただ子犬を産ませるためだけに犬を飼育しているのかも、実際にブリーダーを訪問すればすぐ分かる。


昔、秦野にある大規模な繁殖会社を見にいったことがある。駐車場に車を止め、降り立ったとたん鼻をつく糞尿のにおいが強烈だった。多数の犬種を扱い、常に相当数の子犬が生まれているようだった。そこで、場内を一回りさせてもらい、いろいろな犬種を見た。十分に掃除などの手間がかけられないらしく、犬舎には糞尿が散乱しており、不潔であった。田舎でよく見た豚小屋とほぼ同じだった。そのなかで、コンクリートブロックで作られた簡素な小屋に入れられて、一生懸命生まれたばかりの子犬を抱えている、悲しい目をした黒いラブラドールレトリーバーの母犬を見たことが忘れられない。母犬は毛艶もなくなり窶れた様子で、私はその犬を助け出してあげたい衝動にかられたほどだった。あの会社、その後どうなったのだろう?